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店長の独り言 2011年5月号
2011年春の現地買付け

  今年も現地買付けが無事に終了しました。
その間、メールの回答が十分に出来ず
ご迷惑をおかけしましたユーザーの方々には
お詫び致します。


今年は例年と違い
冒頭から予定が狂ってしまい
結構たいへんでした。

まずポーランドからリトアニアに入り
ヴィリニュスに行くはずが
交通機関の問題で諦めざるを得なくなりました。

ネット上では週2日
ワルシャワからヴィリニュスまで列車が運行されているはずが
夜行バス1便しかなかったのです。

ポーランドとリトアニアって意外と
人の行き来がないことがわかりました。


また今年の特徴としては
行くところ行くところ
東日本で起きた地震災害と
福島の原子力発電所事故に対し
「TVで見ました」
あるいは
「よくなりましたか?」と
お見舞いの言葉を掛けられたことです。

ハンガリーのホテルの管理人のおばさん、
ウクライナの列車の車掌さん、
モスクワの食堂のレジのおばさん、
列車で同室のコンパートメントになった人たち
みんな、日本から来たと知ると
暖かい言葉をかけてくれました。

一番驚いたのは
ウクライナから列車でロシアに入国するとき
いつもなら厳しい表情で
厳しく対応する国境警備にあたる税関職員までが
日本のパスポートを示すと
「どんな様子ですか?」
と聞いてきました。

「日本の様子ですか?」
と聞き直すと
「そうです」

「全然よくないです」
「そうですか、私たちはチェルノブイリを経験しているので
わかります」
と同情の気持ちを表してもらった。

そして持ち物検査は全然しないで
原子力発電所事故の話をもう少しだけして
立ち去っていった。

こんな経験は初めてでした。
人はどこへ行っても
やはり同じなのだ
と改めて思ったものです。


今年現地で
見て聞いた出来事について
何回かに分けて
紹介できればと考えています。


2011,5,22

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