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店長の独り言 2012年10月号 | ||||||||||||||
今年の春は久しぶりに リトアニアのヴィリニュスに行ってきました。 実は去年の春にもヴィリニュス行きを計画していたのですが ポーランドのワルシャワから入ることが出来ずに 断念したのです。 以前はワルシャワとヴィリニュス間には 直通列車が出ていたのですが いつからか直通便はなくなり 列車を乗り継ぎしながら行くか 直通バスでヘンな時間に着くかしか ない状態です。 それで今年はベラルーシのミンスクから入ることにしました。 ミンスクからヴィリニュスは数時間の距離で 直通便もあります。 そんなこんなで 5年ぶりのヴィリニュスでしたが 以前来たときとそんなに変わってなくて ホットしました。 それも束の間。 ちょっとしたトラブルに遭ってしまったのです。 トロリーで市内を移動しようと思い キオスクでチケットを買ったときのことです。 1枚幾らかわからなったので 目の前で初老の女性がチケットを買っているのを見ていて 同じ金額を出して買いました。 5年前にチケットは1枚0.8リタスでした。 女性は1リタス出していたので 「そうか1リタスに値上がりしたのだ」 と思ったのです。 トロリーに乗ってチケットを自分でパンチして座席に座っていると 途中で検札官が乗り込んで来ました。 順番に検札してきて 自分の前に立ったので 「ハイ」と言ってチケットを検札官に差し出すと 「身分証明書!」と言うではありませんか。 「なんで?」と思いつつも パスポートを出すと 「日本人か。 このチケットは違う。 罰金を払え」 と言われました。 「だってあそこでパンチしましたよ」 「違う。 これは学生とか障害者とか年金生活者の特別割引のだ」 びっくりしてしまって 「そんなこと知らなかった」 と言うと 「東京でチケットは幾らするんだ?」 と訳のわからないことを言い出す始末。 そこで初めて自分の買ったチケットが 通常のものではなくて 不正乗車をしたと思われていることに 気がついたのです。 先のキオスクで 初老の女性は 年金生活者用のチケットを買っていたわけです。 「今朝ヴィリニュスに着いたので チケットが幾らかなんてわからなかったのです」 と一応説明をする。 言い合いがしばらく続いて ようやくこちらの言い分を認めてもらうことができました。 「で、正規のチケットは幾らですか?」 と訊くと なんと1枚2リタスでした! 年配の人の後に並んでチケットを買うときは 気をつけないといけないです。 それにしても キオスクのおばちゃんは 何故特別な割引チケットを外国人に売るのだろう? 久しぶりのヴィリニュスは やっぱり変わっていました。 2012,10,30 |