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店長の独り言 2014年10月号
秋の現地買い付け

   10月の初旬に現地買い付けのため
モスクワに行ってきました。

春に訪れて以来のモスクワでしたが
既に”黄金の秋”
と呼ばれる季節になっていて
少し寒い日もありましたけど
キレイなモスクワが見られてよかったです。

春との違いと言えば
Tシャツ売り場に
プーチンTシャツが増えていたことに
驚かされました。

世論調査によると
現在プーチン大統領の支持率は
85%とか。

3月のクリミア編入
それに続くウクライナ問題への対応で
驚異的な支持を集めているようです。

でも
日本での報道によると
その実態は
メディア支配でのプロパガンダのおかげ
ということらしいです。

それは
このネット時代に
ちょっとロシア国民を愚弄した話ではないか
とも思いますが
確かに
モスクワにいる間でも
トップニュースは
ウクライナ東部で続く戦闘の様子でした。

とりわけ興味深かったことは
10月2日にドネツク中心部で起きた砲撃で
国際赤十字事務所が被弾し
犠牲者が出たことを伝えてましたが
春にモスクワで見たのと同じような
ニュース展開。

つまり
国際赤十字事務所に砲撃があり
それを非難する住民の声。

そしてネット上に公開されているウクライナ政府発表を
ロシア語に翻訳して
こことここは違う・・・・
というような感じの伝え方です。

なんでも専門家によれば
砲撃に使用された砲弾は
ウクライナ軍のなんとかいう武器で
砲撃の角度からすれば
空港からのものであること。
そして空港は現在ウクライナ軍の支配下にあると。

まあ
こんな感じです。

西側のメディアによれば
ロシアの報道にはとても問題があるということらしいのですが
肝心などことどこに問題があるのかは
言ってくれません。

ウクライナでの報道と
ロシア側の報道は
全く正反対のことを言ってます。

でもどちらが合っているかは
聞いていて
全然わからないのです。

マレーシア機の撃墜事件が然りです。

日本では
ロシア側の報道については
具体的にはほとんど伝えてくれないし・・・。


ところで
それと関連して
今回のウクライナ危機で
一つわかったことがありました。

毎日TVで夜
生で放送されている
ある報道番組での話なんですけど
3月
クリミアの帰属が今後どうなるのか
としきりに言われていたときに
司会者のキャスターが
ニュースを伝え終えた辺りで
「ウクライナ、EU、がんばれ」
と言っているのを目にして
驚きました。

それに対して
その後
コメンテーターという人が
「話し合いでなんとか解決を」
と言っていたと思うのですが
当たり障りのない発言。

それで思ったのです。
この人たちはそんなに大した知識もなく
適当なことを言っているんだ
と。

「ウクライナ、EU、がんばれ」
とはどういう意味なのでしょうか。

がんばる
とは
この場合一体どういうことをいうのでしょうか。

そのことを日本の報道番組で言うキャスターって
そんな程度で他のニュースも伝えている
ということでしょうか・・・。

そんな印象を持ちました。


2014,10,31
   

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