|
トップ>店長の独り言>2017年10月号 |
店長の独り言 2017年10月号 | ||||||||||||||||||||||
ベラルーシの首都 ミンスクの中心部に 聖シモン聖エレーナ教会という 赤レンガの礼拝堂がきれいなカトリック教会があります。 この教会に「長崎の鐘」がある というので 今年4月にミンスクに寄った際 見に行ってきました。 2000年に長崎大司教区が寄付を集めて 献金。 その寄付金の一部で 浦上天主堂の鐘のレプリカを作成したいうことらしいです。 この「長崎の鐘」の柱にプレートがあり 「ここに広島、長崎、福島の土を入れたカプセルが埋められている。」 とベラルーシ語と日本語で記してありました。 「長崎の鐘」の土台部分に 土を入れたカプセルを埋めた 石で出来たプレートがあります。 2013年にはチェルノブイリの土も その後ロシアのノーヴァヤゼムリャ島(旧ソ連・ロシアの核実験場)の土、 カザフスタンのセミパラチンスク(旧ソ連・カザフスタンの核実験場)の土も 埋められ 今では ベラルーシ、日本、ウクライナ、ロシア、 そしてカザフスタンの国旗が 「長崎の鐘」に掲揚されています。 2016年には一時期 アメリカのニューメキシコ(アメリカの核実験場)の土も 埋められ アメリカ国旗も掲揚されていたようですけど 日本大使館の抗議で 4月に行ったときはありませんでした。 長崎に投下された原爆が ニューメキシコで製造されたものであるから そのような措置になったのでしょう。 政治的な利用はどうかと思いますが 世界で 核の被害がもたらされた地域の土を カプセルに入れて埋め 被爆のあったことを忘れない という祈りが込められている のだろうと思われます。 4月の訪問時には このカプセルの上に 白色のバラが手向けてあり、 とても印象的でした。 ベラルーシと日本を結ぶ「長崎の鐘」を ミンスクに行く機会があれば 見に行って下さい。 2017,10,23 |