トップページに戻る
ロシア ウクライナ ルーマニア チェコ ポーランド セルビア リトアニア
トップ店長の独り言>2007年12月号
店長の独り言 2007年12月号
今年はプーチン

  アメリカのタイム誌が
今年の人にロシアのプーチン大統領を選んだ
というニュースがあった。

「ツァーリ誕生」の見出しで
「自由主義国家が重視する主義主張を犠牲にしても
国家の安定のため、
たぐいまれなリーダーシップを発揮した」
というのが選出理由だと言う。

ちょっと皮肉が入っているが
今年の顔に選ばれるだけのことは
あるように思える。

確かにプーチン大統領のリーダーシップは
好調な経済回復が背景にあるとは言え
混乱期にあった90年代のロシアをまとめ
大国としての自信を取り戻させた。
正に時代が必要としたものだった
と言える。

大統領の任期は来年春で切れるが
引き続きプーチンがロシアのリーダーであり続けることは
誰の目にも明白だ。


ところで、今秋モスクワを訪問した折
地下鉄の構内で
「上質で切れ味最高、プーチンカ」
というウオッカの広告を見た。

確かにプーチン大統領から連想されるのは
「切れ味」だ。
上手いポップを考えるものだ。
プーチンが政権を担っている間は
ヒットしてくれるかもしれない。
スーパーに行ってみると
プーチンカという名前のウオッカが堂々と並んでいた。

ゴルバチョフ時代もエリツィンの時も
指導者の名前がウオッカの名前になったことはない。
今のロシア経済は、石油の価格高騰に負うところが多く
単純に手放しで喜ぶわけにはいかないけれど、
それだけ今のロシアには経済的なゆとりができたことの
証明なのだろうと思う。

ロシアは来年もプーチンの時代が続くだろう。

残念ながら今秋は購入できなかったけれど
次回は是非試してみようと思う。


2007,12,22

トップページに戻る