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店長の独り言 2008年10月号
東欧のユーロ導入と金融危機

  9月にアメリカの大手証券会社
リーマンブラザーズが経営破綻をしてから
10月はずっと金融危機のニュースばかりだった。

ところで、今年の春ロシア・東欧に買付け出張に行った際、
たまたまチェコからハンガリーへ列車で向かっているときに
2009年1月にスロバキアがユーロ導入するという記事を見つけた。

実は毎年同じ国々を周るため
現地通貨を使い切ることなく移動をしている。

手持ちのスロバキア通貨を見ると
コーヒー1杯分くらいのスロバキア・コルナがある。
このときはブラチスラバに立寄る予定がなかったため
少し考えてから食堂車に行ってみた。
コーヒーでも飲めないかな
と思ったのだ。

これで何か買えるか?
と手持ちのコルナ全額を見せて訊いてみると
ミネラルウォーターの小瓶が差出された。
予想していない商品だった。

車内だと市中より割高になるからだろうから
これは仕方がない。。
選択の余地はないと思い
別に購入の予定はなかったが、
その場でミネラルウォーターの小瓶を購入した。

コーヒーが飲めなかったのは残念だった。


今回のスロバキア・コルナについては
幸い小額のコルナしか持っていなかったからよかった。

2007年にはルーマニアで新紙幣が導入されている。
旧紙幣から新紙幣への移行には1年の猶予期間があるけれど
その間に現地にいないと交換はできなくなる。

だから、通貨を巡っては
常に情報にアンテナを張っていないといけない。


最近の報道によれば
ポーランドが2012年にユーロー導入を計画しているという。

それで話を冒頭の話題に戻ると
今秋の世界的な金融危機で
予定通りユーロ導入ができるのだろうか
ちょっと疑問に思う。

ロシアも金融危機の大きな影響を受け
通貨に関する噂もある。

これからも注視していきたいものだ。

2008,10,31

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