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店長の独り言 2008年11月号
11月のロシア

  ロシアで11月と言えば
かつては7日の革命記念日だったけれど
2005年からは祝日でなくなったこともあって
今は昔ということになってしまっている。

それよりも今はアメリカに端を発した
世界的な金融危機がロシアにも波及していて
物価が2倍になったことの方が遥かに重要なニュースだ。

元々ロシアの物価は毎年のようにじりじりと上がっていた。
郵便料金も同様に上がっている。
それがここにきて一機に値上げとなり
デフレが進行しつある日本とは別世界の様相だ。

そのためロシアから直輸入をしているCDは
今月からの値上げを余儀なくなれてしまった。
ユーザーのみなさんには
ご理解をいただきたいところです。

暗いニュースが多かった中にあって
日本の宇宙飛行士若田光一さんがロシアで訓練をしている
というのもあった。

これは来年2月に予定されている
宇宙ステーションで長期滞在をする際、
ロシアの設備の操作方法を確認するためらしい。

日本の宇宙飛行士がモスクワで訓練を受けるなんて
隔世の感がある。

最後に、”ロシアンロック 大統領にどう映る? 政権に猛反発「DDT」” という記事が
今日あったので紹介しておきたい。
サンクトペテルブルクで行われたライヴで
DDTというロックグループが
グルジア攻撃をしたロシア政府を批判する歌詞の歌を歌った
というもの。

DDTは1980年結成のロックグループで
ソ連時代から反体制的な歌を歌っていたものだ。

「反体制派のロック魂は健在!」
という趣旨の記事だけど
ロシアのロック歌手のニュースが出ること自体が
ある意味ニュースだ。

ロシアのアーチストの記事なんて
あの「お騒がせタトゥー」以来。

ソ連時代は反体制派の記事が多くて
よくニュースになったものだが、
新生ロシアになってからは
政治よりも経済ニュースが増えていた。
とりわけプーチン時代になってからは
そうだった。

今回DDTが反体制派コンセプトのニュースとして
取上げられたわけだけど
ロシアからのニュースの質は
金融危機以降当分はまた
政治関連のニュースに戻ってしまうのだろうか
と思ってしまった。

2008,11,30

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