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店長の独り言 2009年9月号
2009年春のハンガリー、ルーマニア


  ハンガリーは好きな国の一つだ。
首都ブタペストは出張旅行の中継地点としては
申し分ない。

とりわけ
ロシア、ウクライナで溜まったストレスを取るには
最適だ。
(旧ソ連諸国はとても面白いけれど、
まだまだ不自由なところがあって
数日もいればそれなりに疲れてしまう)

それに引換えハンガリーは充実している。
まず治安がよくて、
都市機能もしっかりしている。
安宿もあるし、食事にも事欠かない。
つまり快適なのだ。

ところで、ハンガリーの代表的な料理と言えば
牛肉と野菜を煮込んだスープ、グヤーシュ(写真上)。
ハンガリーに行ったことのある人なら
一度は食べたことのあるパプリカが効いた代表的な民族料理で、
これは結構辛いが元気が出る。
そのため
グヤーシュは行くと必ず食べる。

その他にもフルーツが入った
ヒデグ・ジュムルチレヴェシュという夏季限定の冷たいスープ?がある。
こちらは甘くてデザートにもなるかもしれない。

ルーマニアで毎回お世話になるのはチョルバ(写真中)。
これはトルコ辺りからバルカン一帯にかけてある香辛料と酸味の効いたスープだ。
肉団子が入ったものや牛の内臓が入ったものがある。
牛の内臓入りのは白い色をしていて、
美味しいけれど
お腹の調子が今一のときにはちょっと敬遠したいものだ。

ルーマニアにはチョルバ以外にも
キャベツでひき肉とおコメを包んだサルマーレや
トウモロコシで作る料理ママルイガ、
ハンバーグに似た肉料理ミィティティ(写真下)が美味しい。
ミィティティはトルコ料理のケバブに似ているけれど
マスタードをたっぷりと付けて食べるのがいい。


さて、
今回ハンガリーで感じた表面的な変化はあまりなかったけれど
ルーマニアではリーマン・ショックの影響がもろに出ていた。

いつもCDを買い求めていた全国レベルで展開している大手電気ショップが
ブカレストでも地方都市でも撤退をしていて、なくなっていた。

また全国的な書籍CDチェーンでも
CDコーナーを著しく縮小していてびっくりした。

当てにしていただけに
ちょっとショックだった。

ルーマニア人にとっては
西側並の価格で売られているCDは
まだまだ高価な商品だ。

ロシアやウクライナでは海賊盤が正規盤の隣で売られていたりするが
EU入りしたルーマニアではそんな商売はできないらしい。
だから
CDコーナーがなくなっても仕方のないことなのかもしれない。

2009,9,12

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