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店長の独り言 2006年1月号 | ||||||||||
世界の天気 ロシアでの強烈な寒波も一段落したようだ。 寒波はロシアからヨーロッパへ移ったらしい。それでルーマニアの天気を調べてみようと思い、MSN日本語版でネット検索してみたら ロシアはなんと南欧と北欧のグループに入れられていて、ウクライナとルーマニアに至っては表示がなかった。 CNN英語版で見るとロシア・ウクライナ・ルーマニアはちゃんとヨーロッパのカテゴリーの中にある。 この辺りが世界と日本の意識のずれかとも思う。 ウクライナとルーマニアはやはり日本からは遠いのだと実感させられた。 2006,1,28 ルーマニアの冬 ルーマニアの冬もロシアに負けず劣らず寒い。 ロシアほどではないが東京より寒いのは確か。特にカルパチ山中はそうだ。 以前冬のルーマニアを体験したことは2005年12月号でも少し触れたが、列車での移動がとても大変だったことが印象的だ。 クルーシ・ナポカからカルパチ山脈を越えて、モルドヴァ地方の五つの修道院めぐりをしたことがある。 移動は列車しかなくて、乗り継ぎが悪いところをいろいろ作戦を立ててアッタクした。 列車はヨーロッパタイプのコンパートメント式なのだが、車両によって暖房が効きすぎていたり効いていなかったり。 そのため座席指定で乗っていて、運が悪いと暖房が効いておらず寒い思いをする。 そんなときは指定席を放棄して勝手に違う車両に移動するほうが賢明だ。 そんなふうにして、こちらは必死に暖かい席を探して旅をしているのに、ロシア同様寒さに強いルーマニア人を見たことがある。 零下だというのに列車の通路の窓を開けてタバコを吸いながら外の景色を見ている青年がいた。 長く列車に乗っているためときどきトイレに立つわけだが、それすら清水の舞台から飛び降りる思いでコンパートメントを出る。 するとその青年は、さっきトイレに行ったときに見たのと同じカッコウで窓を開けて、やはりタバコを吸っていた。 タバコを吸っているから窓を開けていたのか、ただ風にあたりたかったからなのかよくわからない。 ただわかっていたことは、彼がずっと通路に立っていたのは座席券を持っていなかったためだろうということ。 いくら寒さに強いルーマニア人であっても、ずっと立って旅をするよりは座っていたいだろう。 2006,1,24 |
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極寒のロシア 今年の冬はロシアでも寒いらしいと最近知った。 ロシア関連のニュースは、政治か経済が主だったのに、久しぶりに北国ロシアらしいニュースだ。 |
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マイナス30℃はロシア人にとっても寒いことだろう。 かつてマイナス20℃を経験したことがある。 仕事の帰り道、外に30分出ていただけで手袋をしていた手が思うように動かなくなってしまって、 アパートの鍵を開けるのに15分くらいかかったことがあった。 |
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部屋に入ってからも手は元に戻らず、熱いお風呂に入ってようやく動くようになったときには驚いた。 今では懐かしく思い出されるが、そのときはもうダメかもと思ってしまった。 |
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マイナス10℃ぐらいだと、ロシア人は手袋もしないで街角でタバコを吸っている。 でも、さすがにマイナス30℃では素手でタバコは吸わないだろうなと思われる。 しかし、そこはロシア人のこと、案外平気かもしれないとも思う。 なんと言っても底知れぬ力を持っている民族だから。 |
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2006,1,21 |
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ロシアのヒットチャート ロシアン・ポップスにもヒットチャートがあって様々なデータがある。 しかし、ヒットチャートに入っているCDが必ずしもすぐ買えるわけではない。 一般には、大体チャートに出てから数週間後に発売がされているようだ。 では、ヒットチャートに出ているデータはなんなんだ?ということになる。 流通の仕組みがまだ整備されているわけではないし、大手のCDショップがあるわけではないロシアでは、販売実績からヒットチャート自体を 作ることができない。 よくあるのがラジオ番組でのリクエスト。これならヒット曲がわかる。 その他では携帯や固定電話からの投票システムが考えられる。 ヒットチャートは、コマーシャルも兼ねている。TVやラジオでガンガンかけられて、気がつくとメロディーやサビの部分を覚えているというやつだ。 なにが流行っているかというのはTVを見ていれば大体わかるというのは日本と同じ。 日本にいてロシアのTVが見られると一番いいのだが、その方法がまだわからないでいる。 知っている人がいたら教えて下さい。 2006,1,13 オムニバス盤の不思議 ロシアン・ポップスではオムニバス盤が花盛りだ。 老舗のソユーズ・シリーズ、XXXLシリーズ、ノーヴァヤ・イグルーシュカ、ラジオ放送ベストなど幾つも挙げられる。 最近発売されたソユーズ36はちょっと変わっていた。まず昨年10月に入荷したときには1枚もので、収録曲は全26曲で、 ジャケットは黄緑のものだった。一応これを「通常盤」としよう。 それからほどなくして入荷したときには「完全盤」という表記があり、ジャケットは同じデザインであるもののピンクで、収録曲は 全23曲になっていた。内容も若干変わっていた。 12月に再入荷した折には、先に入荷した「完全盤」とジャケットは同じなのになんと2枚組になり、収録曲も全30曲になっていた。 それでこの2枚組は「完全盤の完全版」とした。 何故このようなことが起きるのかはよくわからない。 でも、似たようなことはある。 「グランド・コレクション」というシリーズがある。これは各アーチストのベスト盤を出しているシリーズなのだが、最初1枚で発売されて いたものがある日突然2枚組になったりするのである。 もちろん収録曲数は違う。 ロシアでは不思議なこととよく出くわすが、これもロシアの不思議ひとつである。 2006,1,7 |