トップページに戻る
ロシア ウクライナ ルーマニア チェコ ポーランド セルビア リトアニア
トップ店長の独り言>2006年10月号
店長の独り言 2006年10月号
ロシアとCIS諸国とのビミョウな関係

  今ロシアは、旧ソ連邦構成共和国との関係がビミョウだ。

バルト3国は既にEU入りしてロシアとは距離を置いている。
オレンジ革命後欧米よりの政権が出来たウクライナとは昨年石油の供給でもめた。
グルジアとは領土問題が元で今絶縁状態になり最悪だ。

そこへもってきてモルドヴァとの関係も悪化している。
ドニエストル問題が再燃して、
この秋ロシア-モルドヴァ間の鉄道ダイヤが閉鎖されそうな勢いだ。
新聞によるとロシア側から安全と技術上の理由で11月1日から一時的にダイヤ閉鎖の連絡があったという。
モスクワ-キシニョフ間は何度も利用したので愛着があるラインだ。
ウクライナを通過して国境を2つ越えるので3日かかりの日程になる。
それでもこの線がストップすると不便は目に見えている。

今やロシアにとっては、独裁のベラルーシーや中央アジア諸国だけが盟友と言える。

チェチェンで戦争をしているロシアにとって
内外での窮状が内政にも影響をしていて
プーチン以後は見えない状態だ。

ロシアとのやりとりをしている者にとっては
こうした状態が直接影響をすることが多々あり、
決して他人事ではない。

ロシアが早く開かれた社会になるのが一番いいけれど
今の状態は正反対だ。

2006,10,30
アルスーへ
秋のロシア

  この秋、ロシアでは既に3件の著名人の暗殺があった。

9月13日コズロフ・ロシア中央銀行副総裁が、
10月8日女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんがモスクワで 暗殺された。

そして今日の報道ではロシア極東・ダリネゴルスク市(沿海地方)で、
市長選のフォチヤノフ候補が19日に殺害された。
いずれも銃撃されての暗殺だ。

極東では9日北朝鮮の核実験があった。
なにかと暗いニュースが多い秋となっている。

その一方で明るいニュースもあった。
このコーナーの9月版でも触れた
ロシア・ポップス界の若手№1のアルスー
9月4日に女の子を無事に出産したという。

ただしロシアで出産したのではなくて、
ロサンゼルスでということらしい。

彼女は以前、イギリスで産むかどうか迷っていたらしいけれど、
結局はロシアを選ばなかった。


2006,10,20
収穫の秋

  日本では、秋というといいイメージがある。
「食欲の秋」、「芸術の秋」、「収穫の秋」など
秋に関する表現は
頗るプラスのイメージが出来上がっているようだ。

ところが、ロシアでは「憂うつの秋」などマイナスのイメージもある。
もちろん、「黄金の秋」などいいイメージもあるから
けしてどちらかに偏っているわけではないのだろう。

悪いイメージから言うと、
ロシアとグルジアの関係がおかしくなっている。
以前から紛争に火種はあったものの、今は完全に冷え切っているようだ。

また、日ロでも、「サハリン2」を巡っての応酬があるし、
根室沖での日本漁船銃撃事件もあった。

ポップス界では9月にマドンナのモスクワ公演でもめた。
しかしながら、公演は成功裏に終わり、
早くもモスクワ公演の海賊版DVDが発売されているらしい。

それではプラスの面はどうだろうか。
やはり「収穫の秋」に相応しく、ロシアン・ポップス界ではアルバム発表が目白押しのようだ。

まず、マーシャとメッドヴェージがアルバム発表を近々するようだ。
ヴァイア・グラのアルバム発表も噂されている。
年末に向けてちょっとしたアルバムラッシュになるといいのだが。


2006,10,7

トップページに戻る