トップページに戻る
ロシア ウクライナ ルーマニア チェコ ポーランド セルビア リトアニア
トップ店長の独り言>2006年12月号
店長の独り言 2006年12月号
2006のロシア

  2006年のロシアはあまりいいニュースがなかった。

とりわけ後半は日本漁船の拿捕事件、石油・天然ガス開発計画サハリン2事業中止命令、
ポリトコフスカヤ記者暗殺事件、リトビネンコ氏毒殺事件など
枚挙にいとまがないくらいネガティブなニュースばかりだった。

それでもロシアン・ポップス界は政治とは別に
元気なところを見せてくれたし、それなりに華やかなニュースがあった。

2005年ほど新しいアーチストの登場はなかったけれど
サヴィチェワ、ズヴェーリ、ゴーラット312、リガライズ、バンデロスなどが活躍した。

明るいニュースとしては、
日本の芸能界が結婚ラッシュだったのに対して
ロシアン・ポップス界はおめでたラッシュだった。

まず まずアルスーグリュコーザのナターシャ・イオノワが出産。
それにキレイなお姉さんで人気のあるユーリヤ・ナチャーロワも12月が予定日だった。

また、ウクライナのアーチストのロシア進出が目立った。
ビョールカ・セルデューチカ、イリーナ・ビリック、
タイシヤ・ポヴァリーがロシアで活躍したことが挙げられる。

2007年はどんなアーチストが登場してくるのだろうか。
才能の宝庫ロシアだけにあって期待が持てるところだ。

2006,12,31
11月のロシア

  11月のロシア関連ニュースを席巻したのはリトビネンコ氏の毒殺事件だった。
ロンドンで11月1日に、
ジャーナリストアンナ・ポリトコフスカヤさんの射殺事件の真相を究明するために
イタリア人マリオ・スカラメッラと名乗る人物と
ロンドンのピカデリーサーカス周辺の寿司レストランで会食後体調が悪化、
病院に収容された。
集中治療室に収容されていたが、
11月23日に死亡した。
翌日BBC放送は、彼の体内から元素放射性物質のポロニウム210が大量に検出されたと報じた。

一方、11月24日ガイダール元副首相が、
訪問先のアイルランドで原因不明の吐血と手足の麻痺に襲われ、
モスクワの病院に入院していると報られた。

ガイダール氏はエリツィン政権下で急進的経済改革を実施し、
現在は下野して強権化、統制化を強めるプーチン政権に対して批判的な姿勢をとっている。

ただなくてもロシアの印象はあまりよくない。
11月はロシアのWTO加盟をめぐる二国間交渉で合意するなど
悪いニュースばかりではなかったけれど
印象はやはりよくない。

12月は西側のクリスマス。
マローズおじさんと雪娘に明るい話題を提供してもらいたいものだ。

2006,12,2

トップページに戻る