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店長の独り言 2017年6月号
ウクライナは今:2017年4月

  今年の春の現地買い付けで
ウクライナに行ってきました。

今年最初に入ったのは
4月中旬のことです。

2014年7月8月9月のこの欄で
ウクライナの首都キエフが
同年の2月暴動、政変後
町中ウクライナ国旗色に染められていたことを書きました。

TVはウクライナの放送局であることを表すためか
画面右端上あるいは左端上に国旗を「掲揚」してました。

音楽番組では
アーチストの出身別にすべて国旗入れて
ウクライナ人なのか
アメリカ人なのか
イギリス人なのか
をわかるようにしてました。
(ロシア人の曲はほとんど紹介されることなく
そのためウクライナ人アーチストだけでは番組が埋まらないので
西欧の歌手ばかりのビデオクリップを流すことに・・・・)

1年後の
2015年春でも状況は変わらず
それどころか
もっと過激になっていた
2015年6月に報告しました。

2016年6月にも
それが続いていることを書いています。

あれから3年が経ち
キエフの町はどうなったのか?

まず
TVですが
国旗の「掲揚」は流石におかしい?と気づいたのか
なくなってました。
皆無です。

しの代わり?なのか
左の上から2枚目の写真bにあるように
数局のみ
「ウクライナ」と画面右上端に入れています。

音楽番組では
ロシア人アーチストも登場するようになりました。

町中の青と黄色の国旗カラーについては
変わりませんが
橋の欄干や駅の手すりは
結構錆が出てきていて
そろそろ塗り直しが迫られているように
思いました。
(塗り直しのときに何色にするのかが問題ですが)

でも
今年気づいたのです。
町中の住居表示のすべて
道路表示のすべてが
青と黄色に替わっていました。

ウクライナのナショナリズムの嵐は
静かに進行していて
まだまだ
衰えていなかったわけです。

下から3枚目の写真には
以前の白い住居表示と
新しい青と黄色の表示が併用されています。

3年前からそうだったのか
それとも最近そうしたのかは
わかりませんが
新しい表示は
青と黄色であることは確かです。

しかし
こうしたナショナリズムの表現は
行き過ぎで
おかしい?とウクライナの人たち自身が
思っているんじゃないか
と思わせることが
TVの国旗「掲揚」を止めた以外にも
発見してしまったのです。


2017,6,30
        

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